いつもいつも応援してくれた。
その声に、言葉に、応えたかった。

 

 

 

けれど一方で、、、

 

 

 

たった一言が言えないだけで、
心は深みに堕ちていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう10年以上前の話。

 

 

 

中学高校のほとんどの間
同じ人とお付き合いしておりました

 

 

 

って言うと、かなり驚かれます。
なんとも甘酸っぱい過去、、、
自分の方が恥ずかしい。笑

 

 

 

私とは真逆で天性の明るさを持った人。
高校卒業時にお別れしましたが
いいことも悪いことも
色んな思い出をもらいましたし
彼には感謝してもしきれません

 

 

 

そんな青春時代のわたし、
同時にスポーツ少女でもありました

 

 

 

小学校の頃からクラブチームに入り
近畿大会とかまでいっちゃって
中学高校もかなりのスパルタ強豪部活で
これまたなかなか青春ぽく過ごしました

 

 

 

そして、その彼も
スポーツが大好き、部活が大好き。

 

 

 

同じように頑張る彼女を嬉しく思い、
全力で応援してくれました

 

 

 

お互い応援しあう関係。

 

 

 

子供ながらにとても
充実した日々だったと思います

 

 

 

 

ー*ー*ー*ー*ー

 

 

 

 

ですが、ある時を境に
あまりの厳しさに少しずつ
頑張れなくなってきていました

 

 

 

同時に別に哀しいことも起こり…

 

 

 

「もう無理や
そう言い切る感情を初めて知りました

 

 

 

じゃあやめれば?
そう思うのが普通ですが

 

 

 

小さい頃からずーーーっと
スポーツをしていること、
これはもはやわたしの当たり前。

 

 

 

やめる選択肢はずっとありませんでした

 

 

 

まだまだ挫折など知らない子供です
やりきる未来しか見たことがなかった

 

 

 

大人だって世間だって
そういう未来しか見せませんし

 

 

 

「離れるという選択肢を知らなかった」
という方が正しいです

 

 

 

苦しいな、そう思ったときに
届いたのは彼からのいつものメール

 

 

 

「明日もがんばって!」

 

 

 

受け止められなくなった感情が
どういうものかすらわからなかった

 

 

 

積み重なったある日
糸が切れた音が聞こえました

 

 

 

とてもとても、
静かで小さな音でした

 

 

 

 

 

ー*ー*ー*ー*ー

 

 

 

 

 

数年が経って
もう彼ともお別れしていた頃

 

 

 

再会したときに
当時のことをたまたま聞かれました

 

 

 

突然連絡が途絶えた日
異変を感じたあの日

 

 

 

一体何があったのか

 

 

 

あの時は何も言わず
待っていてくれた彼。

 

 

 

戻ってきても、
何も聞くことはなく。

 

 

 

聞いても傷つけるだけだと
とっさに判断したのでしょう

 

 

 

当時の私はどうしても言えず
彼の優しさに甘えたのです

 

 

 

もう落ち着いていた私は
素直に彼に伝えました

 

 

 

応援が苦しくなったこと
繰り返される言葉が
重荷になっていたこと

 

 

 

「確かに言ったわ…」

 

 

 

何気ない言葉が傷つけたと知った
その時の悲しそうな声は
しばらく耳から離れませんでした

 

 

 

ただただ純粋な気持ちだったのに

 

 

 

自我なんてとうの昔に生まれ
自分で決断だってできる歳だったはず

 

 

 

けれどそれでもまだまだ子供でした

 

 

 

 

 

 

 

 

たった一言「苦しい」と
そう言えていたら
何か違っていたのかもしれません

 

 

 

彼とはとても仲良しでした
話しにくいこともたくさん話したし
否定されることなんかなくて
とても穏やかだったと思います

 

 

 

でもそれでも
苦しいことを言えなかった

 

 

 

別れた理由は
そんなところとは全く別でしたが

 

 

 

上手くいかなかったのはたぶん
心を開き切れていなかったから

 

 

弱さをみせられなかったから

 

 

強くあるべき、の意味を
きちんと考えられていなかったから

 

 

 

 

 

ー*ー*ー*ー*ー

 

 

 

 

頑張ろうと思ってた
頑張れると思ってた

 

 

 

心からそう思っていても

それでも頑張れないときって
やっぱりあると思います

 

 

 

そこからさらに
頑張るのか逃げるのか

選ぶことが大切なのではなくて

 

 

 

本当に大切なのは
ヘルプがちゃんと出せること

 

 

 

選ぶ過程に後悔があれば
どちらを選んでも
きっと後悔すると思うのです

 

 

 

自分を傷つけたのも
相手を傷つけたのも

 

 

 

たすけてって言えたら
あのとき何か変わったかもと

 

 

 

整理できたのは
自分との向き合い方を知ってからでした

 

 

 

ひとことが言えない
ただそれだけで心は堕ちていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人って割と簡単なもので
人って一人では弱いもの

 

 

 

弱さを見せることはとても怖くて
実は見せることの方が強さがいる

 

 

 

けれどそれを乗り越えることは
そっと手を差し伸べるだけで
超えられたりもするかもしれません

 

 

 

究極を言えば
私なりのコーチの在り方かと
言えるくらいに

 

 

 

せめて側にいる人には

弱さを見せられる強さを
弱さに差し伸べられる優しさを
持てる存在であれたらと思うのです

 

 

 

あなたは自分の「助けて」を
そして誰かの「助けて」を
きちんと聞くことができていますか?

 

 

 

 

とても難しいことだけれど
少しずつ、ゆっくりでもいいから
培ってゆけるといいですね

 

 

 

 

では